昨日、スタッフの皆様向けに

講演会を開催させて頂いた

 

鳥越の宿 三楽園
http://www.sanrakuen.com/

さま。

 

 

全館休館にしたうえで、

メンテナンスと社員総会を実施

 

この施策、売上が減るので

勇気が要りますが

絶対に必要な投資だと思います。

 

社長ならびに

経営陣の皆様の決断、

アッパレと感服。

 

 

 

なぜこんな事を言いだしたかと

いいますとですね

 

 

お客さんもっと!もっと!

って欲張るがあまり

24時間365日営業にする業態

異様に増えまして

 

で、結局

自分で自分の首を絞める

って事象が散見されるワケです。

 

 

 

実際にあった例として

 

魚市場に隣接する敷地に

とある食堂がありましてね。

 

営業時間は

21時〜9時

夜中しか開いてません。

 

 

このお店を

(あろうことか)24時間営業

しちゃったんですよ。

 

 

どうなったと思います?

 

お客さんが増えて

売上も利益も絶好調!

 

いえいえ

その逆です。真逆。

なぜだか分かります?

 

 

24時間営業にするとですね、

早朝、朝、昼、夕方、夜、深夜と

多種多様なお客様が

来店されるようになります。

 

 

すると、

広告宣伝をせずとも

毎日のように頻繁に来店されていた

 

ようは、

大きな利益をもたらして下さる

ロイヤルカスタマー

 

このお客さんの

足が遠のいちゃうワケですよ。

 

 

 

前掛けをして、長靴を履いた

市場関係者の方が

サッと晩御飯を食べようと思い

食堂に行くと

 

スーツ姿のみなさんが宴会中。

 

 

水揚げを終えて

軽く一杯やって帰るか!

って漁師の方がお店に行くと

 

キレイな女性たちが

朝食&読書会の真っ最中。

 

 

わ。

入るのやめておこ。

こんな事になるワケです。はい。

 

 

結局、営業時間をもとに戻して

経営状況は回復しましたが。

 

 

 

三楽園さまの場合は、

売上を捨ててでも休館日を作り

メンテナンスとスタッフ育成

 

件の食堂の場合は、

お店の営業時間にメリハリをつけて

ストライクど真ん中のお客様の

ロイヤリティ向上

 

 

「嫌われる勇気」ならぬ

「営業しない勇気」

大切なんですよね。

 

 

営業時間を決めるってのは、

「営業する時間を決める」

のではなく

「営業しない時間を決める」

 

って事です。

 

 


2017/02/17

経営リピーター・ファンづくり

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