一圓克彦オフィシャルサイト - 「エンイチ」こと一圓克彦(いちえんかつひこ)です

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No.81 ガタガタ言うな。って感じかな。

コミュニケーション

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 ┃ガタガタ言うな。って感じかな。
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昨日は終日自宅作業。

原稿をエンヤコラ。企画書をドッコイショ。

終日こうやって篭り仕事をしていると、
絶対といっていい程、、、

夜に映画を見たくなります。


いや、正確に言うと、、、

映画館に逃げ込みたくなります(笑)
はい、現実逃避です。


というわけで、昨晩もお決まりの映画館。


「リンカーン」を見てきました。


スピルバーグ監督の「リンカーン」って事に
も興味があったのですが、

はて?リンカーンって何した人だっけ?

なんていう一般教養のためにも(笑)
学生時代に勉強した事なんてすっかり忘れて
ますからね。。。

で、まぁアレです。

南北戦争やら、奴隷制度の廃止やらの部分に
特化した作品だったのですが、

興味深かったシーン。

何としても奴隷制を廃止したいリンカーン。

上院で可決、いよいよ下院での採決に挑むワケ
ですが票が足りない。そこで、反対票を入れ
る予定の議員を説得していくのですが

そこでのワンシーン。
あ、セリフは私の超訳です(笑)

(リ=リンカーン 議=とある議員)


リ「奴隷制度に賛成なのか?」

議「いえ、奴隷制は無くすべきだと思っています」

リ「では何故、今回の採決に反対票を入れる?」

議「奴隷を開放した後の事が全く議論されていない」

こんな感じのシーンです。

数百万人の奴隷を開放したら、ひょっとして
積年の恨みという事で反乱が起きるかもしれ
ない。

武力的なものかもしれないし、彼らが選挙権
を持つ事によって政権がひっくり返るかもし
れない。

その議論が十分でないままに、奴隷制度を廃
止すべきではない。

そんな議論です。

現代社会でもよく見られます、コレ(笑)

誰もが「こうすべき」と理解している事。
でも、その決断後の波及を全て解決し、安心
してからじゃないと決断できない。

勿体無い。

私はリンカーン派(笑)


「んなもん、やってみなワカランやろ。」派。

「出来ない理由を考えだしたらキリないやろ」派。

「んなもん本末転倒やないか」派。

さて。


「コレ、絶対やるべきだよなぁ。
でももし、、、」


なんて足踏みしてませんか?


人生は一度きりでっせ。