昨日、帯広駅に降り立って

真っ先に目に飛び込んできたのが

高木美帆選手のでっかいパネル。

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「銀メダルおめでとう!」的な。

 

帯広市の隣町、幕別町が

髙木選手の出身地だそうで。

 

道内のワイドショーでも

髙木選手、高梨選手の話題でもちきり。

あ、原選手ももちろん。

 

 

 

そんな番組を見て、

ちょっと違和感というか、なんというか。

 

MCやコメンテーターの皆さん、

素晴らしい!素晴らしい!の大合唱。

で、流れる映像は

髙木選手の涙のシーン。

 

 

 

8年越しでオリンピックに再出場し、

銀メダルを勝ち取った!

その喜びと

 

0.2秒差で「金」ではなく「銀」だった

その悔しさで涙するシーン。

 

 

 

凡人の私には

到底想像もつかない努力を積んで

凡人の私には到底想像もつかない

オリンピックという舞台に立つ。

 

そんな選手の胸中、私には全く想像もできません。

 

でも、

髙木選手の涙は「後者」なんじゃないかな。

なんて思ったんですよ。映像を見て。

 

 

 

オリンピックに出られればいいや。

表彰台に登れたらラッキー。

なんて思ってる選手、いないと思うんですよね。

 

「金」を目指していると思うんですよ。

(あくまで私の想像の範疇です)

 

 

その結果、

<残念ながら>銀メダルでした。

<残念ながら>6位でした。

これがあって、

 

その次に

でも「銀」もスゴイ事ですよ。

でもオリンピックに出場できたってのは

スゴイ事ですよ。

って続くなら分かるんですけどね。

 

 

 

なんだか、

「金」を目指して死ぬほど努力してきた

って事実がすっぽり抜けて

いやぁ素晴らしい素晴らしいの大合唱。

 

 

んー。

って思っちゃったんですよ。

 

 

 

 

 

この感じ、

ビジネスの現場でもよく見るんです。

 

ま、頑張ったんだから良いよね。

ま、やる事に意義があるんだよ。

なんて、ヌルい感じ。

 

「世間の声」と呼ばれる上辺の賞賛に

安息を求める思考。的な。

 

 

 

経営者ってのは、

このヌルい感じに絶対染まっちゃダメ

だと思うんですよ、私。

 

メダルで言うトコロの「金」を狙って

必死に努力しての結果ならまだしも

 

ちょろっと努力っぽい事をして

ま、仕方ない。から始まり無理やり理屈を捏ねて

「○○だから良かった」

なんて強引に着地させる思考。

 

イカンでしょ。これは。

 

 

 

「銀」でも良かった。

って言えるのは、

 

「金」が獲れなくて人目をはばからず

涙してしまうほど悔しい思いをした人。

だからですよ。

 

 

 

なんて書いてて、

背筋が伸びる私なのですが(笑)

 

 

 

 

ま、総じて言うなら

甘く優しい着地点に思考を落ち着けず

悔し涙を流すほどやり切りましょうよ。

って事ですね。

 

強烈な自戒を込めて。。。

 

 

 

 

と、まぁこんな私ではありますが

 

ビジネスでの「負け戦」を経て過去

悔し涙したこともあれば、

消えて無くなろうなんて

良からぬ事を考えた事もあります。

 

 

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2018/02/14

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