昨日は
大阪起点、東京に日帰り弾丸出張。
講演に登壇するため
豊洲の某企業様にお邪魔したのですが
新幹線は
15時前に東京駅着
18時前に東京駅発
わずか3時間強の東京滞在でした。
で
往路は12時過ぎに新大阪発。
復路は18時前に東京駅発。
ちょうど
昼食・夕食時って事で
往復とも新幹線車内でお弁当。
付け加えるなら
往路・復路とも
「全く同じお弁当とお茶」セット(笑)
「特製幕之内御膳」
https://www.jr-cp.co.jp/products/tokuseimakunouchigozen/
このお弁当
もう15年ほど、ずっと食べ続けてます。
新幹線でお弁当食べるときは
99%このお弁当。
多いときは年に100回ほど乗る新幹線。
30代前半から
15年にわたって食べ続けてますので
変化というか
変遷というか
歴史的なモノも感じるワケです。
例えば
このお弁当は
「9マス」に色々なおかずやご飯が
盛り込まれているんですが
今まで何度か変更されています。
「東海名物ゾーン」の
マスに入っているご飯とおかず
(中段右側のマス)
昔は
海老天とご飯(天むす)でした。
その後
細切りうなぎと錦糸卵とご飯
今は
牛しぐれ煮とご飯に変わっています。
まぁ、
こんな事は言いたくないのですが
年々コスト(製造・原材料)が
増えつつある中
極力値上げをしないよう
企業努力を惜しみなく注ぎ込まれての
結果かとは思いますが・・・
卵焼きの形状
ご飯の混ぜもの
煮物の品数
等々
進化というよりも
コスト高に対応する変化
という感じが否めない(泣)
で
私個人の感想というか意見。
「値段上げても良いから
今までのアレを頼みます!」
と。
わかる、わかるんすよ。
なんとか価格を据え置きたい。
その中で最高のモノを作りたい。
という気持ち。
しかーし
特製幕之内御膳ファンであり
経営コンサルタントの私からすると
変化するなら進化を!
コストが上がれば値上げを!
と
声を大にして言いたいワケであります。
20年以上
「デフレ」の中で生活している
われわれ日本人
安い=良いこと
値上げ=悪いこと
という価値観が
いつの間にか染み付いてしまってるんです。
だから
原材料費が上がったら
代替品を探して売価を維持する。
まずこの発想に。
その代替品が
従前よりも進化していれば
それは素晴らしい企業努力なのですが
多くの場合
「下位互換」的な代替に
なってしまいがち。
つまり、代替差し替えすればするほど
クオリティが低下していく。
あえて厳しい言葉で言うなら
価格を据え置きたいがための退化。
「退化」の先に
明るい未来は無いんですよ、、、
残念ながら。
コストダウンを
否定しているワケじゃありません。
効率化や代替品差し替え等は
本当に大切な事であり
企業として評価されるポイントです。
しかし上述のように
単に価格を抑えたいダケの
退化を促すコストダウン策は
何も生まれないどころか
ますます「退化」を促してしまいます。
さぁ
そろそろ
「値上げ=悪」という固定観念から
脱却しませんか?
単にコストを削減したいがために
人件費や外注費を抑制したり
価格を据え置きたいという理由で
単に安いダケの材料に差し替えたり
その先に何があるのか。
しっかり考えてまいりましょう!