3年前、札幌に引っ越してから
不便に思っている事の1つ。
それは
靴屋さんが少ない。
というか、売られている
靴の種類が少ない。という事。
スニーカー等は
沢山あるんですけどね、
スーツにあわせる革靴、
三越に行こうが、大丸に行こうが
売り場は狭く、、、
まぁ、事情はわかります。
雪が降ると道路は常に
ビシャビシャか、ツルツル。
11月から4月まで
こんな状態ですからね。
こんな時に、この場所で
いい革の靴履いて歩く人間、
少ないだろう。って。
なので、陳列されている靴は
革靴っちゃぁ革靴なんですが
履き倒して、ポイ。系。
磨いて手入れして
10年20年、履き込んでいこう!
という靴は皆無。
という事で、
東京か大阪に行くと
靴買わなきゃ!
って思うんです(笑)
で、(前置き長くなりましたが)
昨日、梅田で買ったわけです。靴を。
朝10時、
開店と同時くらいに某店に行き、
ズラリと並んだ靴の前で
ぼーっと眺めてたんですよね。
そうしたらですね、、、
誰も寄ってきてくれないし、
声もかけてくれない。
たまーに、すれ違った方が
「いらっしゃいませ」
とだけ言って、
その場をそそくさと離れていきます。
あれ?
「見てるだけ。買わないぜ俺は!オーラ」
みたいなモノが出てるのかな?
なんて不安になりまして(笑)
まわりを見回しても
皆、同じ状況。
きっと、積極的にお声がけをすると
グイグイ感が出てしまうので、
控えめにしましょう。
なんて感じなんだろうなぁ、
と思うと同時に、ちょっと残念。
買うのやめようかな、、、
とも思いました。
が、ココで買わなきゃ、
次に靴を買えるのはいつやら、、、
という状態でしたので、
私から声をかけましたが。
いやぁ、難しいですね。
接客の距離感って。
でもね、
その距離感を「一瞬で」
測る方法ってのがあります。
「いらっしゃいませ」じゃなく
「こんにちは」と声をかける。
これだけ。
「いらっしゃいませ」
と通りすがりに声をかけられても、
お客さんの立場とすれば、
軽く会釈するくらいしか出来ません。
でも
「こんにちは」と声をかけられると
「こんにちは」って返事が出来ます。
この、
お客様が発した
「こんにちは」の語調と、
何かを物語る「目」を見れば
ある程度、お客さんとの距離感
(グイグイ許容度)を測ることが
出来るんですよね。
多分、昨日の私なら
「こんにちは」と声をかけて頂いたら
「こんにちは、あ、あのですね、、、」
なんて会話になったかもしれませんし、
会話にならずとも私の目は
「探してるモノがあるんです」
と物語っていた事でしょう(笑)
「いらっしゃいませ」じゃなく
「こんにちは」で接客を始める。
是非、お試しください。