先日、講師としての出番をもっと増やして活躍したい!という方からご相談を頂きました。この様なご相談を受けた際、必ずお聞きします。
「何のために講師で活躍したいのですか?」
と。
すると、半数くらいの方は「ん?」という表情をされます。「講師として活躍する」のがゴールであり、「なんのため」なんて考えてないです。という。
「講師として活躍する」をゴールにしてしまうと、どうなると思います?
ある程度、自分が求めていた「活躍」を手に入れた後、毎日が不安との戦いになります。仕事が減ったらどうしよう。FBで見かけるあの人、凄い活躍だなぁ、、、(嫉妬)自分はこのままで大丈夫だろうか。なんて風に。
で、オンリーワンを目指して色々とUSP風のモノを付け加えてみたり、セールスレターを書く事にいそしんでみたり。まぁ別にこれが悪い事ではないですが、
「不安に駆られ、今の自分をキープするため」
にこれをやり続けると、心身共に疲弊します。必ず。疲弊しきった先は、、、です。
という事で、本日のタイトル。
「今のビジネス」は「次の次のビジネス」の営業ツールたれ。という事。「講師→コンサルティング」という「次のビジネス」ではありません。「次の次」です。
その昔、私は何のために飲食店を始めたか。飲食店としての利益確保は当たり前として、次に行う福祉ビジネス(給食・会食)への布石、次の次に行うコンサルティングビジネスへの布石。
この設計図に基づいていたワケです。だから、飲食店のターゲットは次のビジネスに親和性のあるお客様であり、店長ならびにスタッフはコンサルタントや介護職を志す人たちで構成しました。
何のために製造業を営んだか。次の小売ビジネス(作ったものを自分で売ろう)、次の次の運送ビジネス(作ると売るが出来たら、運ぶビジネスに参入しよう。作って運んで売る、が一連でできたら高利益率グループになる)。こう拡げていくための核としての位置づけだったワケです。
「今のビジネス」は「次の次のビジネス」の営業ツールたれ。です。
今の「講師ビジネス」だってそうです。次のコンサルティングビジネス、次の次のビジネスプロデュースビジネス。これに向けての布石であり、核作り。1,000本やってわーい!じゃありません(笑)
また、【飲食→福祉→コンサルティング】【製造→小売卸売→運送】ビジネスの「次のビジネス」がセミナービジネスであり、「次の次のビジネス」が現在の講師ビジネスだったりします。
「今のビジネス」は「次の次のビジネス」の営業ツールたれ。
これを連綿と繰り返しているというワケです。
これら「次の次のビジネス」の設計図が常に頭の中にあるので、私の中には迷いがありません。単に講演本数を増やす事を考えず、次、そして次の次に繋げるためには何をすべきなのか。これが明確なのです。
何度も言います。
「今のビジネス」は「次の次のビジネス」の営業ツールたれ。
です。
さぁ、貴方が注力している「今のビジネス」は、どんな「次のビジネス」に繋げるための布石で、「次の次のビジネス」にはどう関連してくるでしょうか?
最後に補足。
「営業ツールたれ」とはいえ、そのビジネスはしっかりと顧客を満足させ、尚且つ利益の残るものである必要がありますよ。当たり前ですが。
「営業ツール」としてビジネスを行うのではなく、全力で取り組むビジネスそのものが「営業ツール」になるって事です。念のため。